第三期 天衣無縫位決定戦 結果報告

2023年5月13日、27日に行われました、「第三期 天衣無縫位決定戦」おきまして、現・天衣無縫位であります 高嶺撫子氏が防衛され、大会3連覇並びに『初代・永世天衣無縫位』を獲得されました。

 

第二戦の倍満の和了からトータルトップに立ち、第三戦では、半荘のトップ目からの満貫直撃、第四戦は連続放銃でラス目に落ちるものの、南場の親で原点近くまで回復し、大量リードで第一節を終えました。

 

しかし最終節では、第五戦・第六戦で連続ラスとなり、トータルトップはyokoさんに。

第七戦もyokoさんがトップを取り、最終戦の天衣無縫の優勝条件は「yokoさんと2着巡査で28,800点差以上をつける」という条件。

今回の挑戦者3人を相手に、この条件は厳しいかと思っておりましたが、

東3局の8000(+300)和了を皮切りに、東4局2本場の4000オール、南1局の2000・4000、南2局2本場の8000(+300)でトータル首位が入れ替わる。

 

負けじと蒼飛蘭氏も南場の親で逆転を信じ積み棒を増やしていく。

迎えた4本場、yokoさんは清一色をテンパイし直撃を狙っていたが、和了を迎え入れた。長考の末ツモを宣言し、オーラスに望みをつなげる。

残すは天衣無縫の親番。yokoさんの再逆転優勝条件は満貫ツモという、現実的な条件。

10巡目に嵌張ではあるがドラ・赤でツモればの逆転優勝聴牌が入り、渾身の立直を入れるものの山には残り1枚。願いを込めてツモ切りを繰り返す。

3巡後、最後の4筒は蒼飛蘭氏手に流れ着き、勝敗は決した。

 

怒涛の反撃をみせたyokoさん

番組を盛り上げるために、消化試合を作らせないために、あえて座り順を第五戦と同じにしたり、自身のツモ和了を拒否してまで場を壊さないようとした一海さん

直に話をしなくても、皆の意志を汲んで結託し、天衣無縫をラスに叩き落し、最終戦で猛連荘、大幅にリードしていた蒼飛蘭さん

最強の挑戦者でありました。主催として心からお礼申し上げます。

 

第五・六戦でノー和了で追い詰められても、「最終戦で+200取ればいい」という強靭なメンタルの天衣無縫は流石でありました。これが真の強者なんだなぁと実況していた私も放心状態でありました。

 

高嶺撫子 永世・天衣無縫獲得 誠におめでとうございます

ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。そんな修羅場を乗り越えられるからこそ、最初のタイトルホルダーで最初の二冠なのも納得であります。

天衣無縫の時代はこれからも続き、三冠・・・四冠・・・全冠となるのかも

 

今回も無事に大会を終えることができたのは、ご参加頂いた皆さま、ご視聴いただいた皆さま、大会運営にご指導いただいた皆さまのおかげです。ありがとうございました。また来年『第四期 天衣無縫戦』でお会いしましょう。